コミュニケーション能力が必要になる！

論理的な会話ができるのは基本

外資系企業では担当する業務ごとに求められているスキルだけでなく、そもそも社員になる上で必要とされている能力がたくさんあります。その中でも代表的なのがコミュニケーション能力です。そんなのは当たり前と思う人もいるかもしれませんが、外資系企業におけるコミュニケーションとは日本文化におけるコミュニケーションとは少し違うので注意しましょう。極端な言い方をすれば、静かにしているのは良くないと捉えられるほど、顔を合わせたら声を出して会話をするのが常識化されているのです。会釈をするのは日本ではマナーとして認められますが、外資系では相手の目を見てきちんと言葉で挨拶をするのがマナーになります。

また、会話の内容についても重要で、論理的な話の展開ができるのが社会人の素養として求められています。自分の意見はこうで、その理由はこのようになっているという形で、結論から始めて理由を添えて根拠を明確にするという話の展開が基本です。相手の言うことも聞いて理解した上で、きちんと論理的に受け答えすることによりビジネスシーンにおける一般的なコミュニケーションが成立します。論理的な会話ができるのは基本なのできちんと身につけておきましょう。

ジェスチャーも使えるようになろう

ワンランク上のコミュニケーションを取れるようにするのは外資系企業に馴染む上で重要なポイントです。言葉で何とか互いに理解できるようにしようというレベルのコミュニケーション能力の人では採用を悩んでしまう企業も多いので注意しましょう。重要なのは言葉以外も最大限に活用して伝えたいことを伝えられるようにすることです。ジェスチャーを使って話をできるようになると人材としての魅力も高まり、職場からも受け入れられるようになります。

ジェスチャーは日本ではあまり活発に使用されていないので最初は戸惑うかもしれません。しかし、慣れてしまうと自分が何かを伝えるときにアピール力や説得力を高めるために有効なものだと気づくようになります。外資系企業ではプレゼンテーションの効果を上げるためにも、ディスカッションを有利に進めるためにも戦略的に活用されているのがジェスチャーの特徴です。使いこなせる人だというだけでも魅力的な人材だと見てもらえるようになる可能性が十分にあるので外資系を目指すなら磨いておくと良いスキルです。映画やテレビドラマなどを参考にしてみるとどんなジェスチャーがどのようなシーンで使えるかが具体的にわかるでしょう。